ヤナーチェク シンフォニエッタ
ヤナーチェクで一番有名なオーケストラ曲といえばシンフォニエッタでしょう。実に祖国愛にあふれた名曲だと思います。
最初と最後のファンファーレは12本のトランペット、2本のトロンボーンなどの壮大なバンダが吹きます。
ダイナミックで集中力の高い名曲です。
ブレーズ指揮のシンフォニエッタ
CD試聴・レビュー
実に沢山のCDが出ています。
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指揮:小澤征爾、シカゴ交響楽団 ヤナーチェク「シンフォニエッタ」、ルトスラフスキー:オーケストラのための協奏曲 Stravinsky, Janacek, Bartok and Lutoslawski
その中でダントツですごいのが実は小澤=シカゴ交響楽団の演奏だったりします。 この演奏はものすごい集中力で、どんどんと進んで行き、最初から最後まで、一部の隙もない演奏になっています。 まるで、お国ものを演奏するかのような共感に満ちた演奏です。私も最初聞いたときはびっくりしました。 もっともこの名演の裏には、当時シカゴ交響楽団と関係が深かったクーベリックの影響は、受けていると思います。 しかし、クーベリックの演奏より、スタイリッシュで繊細な部分があり、オザワ独特の世界を築いています。 またシカゴ交響楽団ですから、管楽器のレベルの高さは素晴らしいです。 ただ、ちょっと勢いあまってテンポが走っている部分はありますが。だからあまり有名なCDではないのでしょうかね? ともかく、ライナーのバルトークを彷彿とさせる演奏です。 |
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指揮:ビエロフラーヴェク、チェコ・フィルハーモニー シンフォニエッタ
非常に力強く民族色豊かな演奏です。 チェコフィルの中でも最近の録音であるため、特に管楽器の音色が素晴らしく 色彩的なオーケストレーションを堪能できます。 小澤盤ほどではありませんが、緊迫感もある演奏です。 ただ、若干アンサンブルに甘いところがあるのが、弱点でしょうか。 色彩的でのびのあるサウンドは、ビエロフラーヴェクの特徴だと思います。 ノイマンやアンチェルとは違った個性のある指揮者です。 民族性とモダンな音楽性が入り混じり、20世紀のチェコの作品では 非常にいい演奏をしますね。 |
指揮:クーベリック、チェコ・フィルハーモニー
クーベリックが西側へ亡命する前の演奏です。 1947年という第2次世界大戦直後の録音です。 非常に共感に満ちた爆発的な演奏です。 ちょっと荒い感じもしますが、集中力が高く、一気果敢な演奏で、全体的な テンポ取りは小澤盤によく似ています。 もっともクーベリックのほうは、途中何箇所か?なテンポのところがありますし、 譜面もいじっている感じがしますが。。 これは小澤がクーベリックの演奏を聴いていたのか、たまたま一緒なのか よく分かりませんが、クーベリックがシカゴ交響楽団と親密な関係であることから 前者の可能性が大きいかも知れません。 なんにせよ、この演奏は録音は非常に悪いですが、ものすごい演奏で この曲を得意としていたことが分かります。 もっとレコーディングして欲しかったものです。 |
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指揮:クーベリック、バイエルン放送交響楽団 ヤナーチェク:シンフォニエッタ
素晴らしい演奏ですが、チェコフィルのものと比べると、オケがあまり演奏しない曲なのか ちょっと荒い感じが前面に出てきてしまっているかも知れません。 アンサンブルももう一つしっくり来ないし、特に金管の音程はバイエルン放送交響楽団とは思えない 感じです。 ただ早めのテンポで凄みを感じる部分も多いです。 クーベリックの気合のほどが良く伝わってきます。 |
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指揮:カレル・アンチェル、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ヤナーチェク:シンフォニエッタ
アンチェル=チェコフィルは一般的に見て同曲を代表するCDといえます。小澤を聞いた後で聴くとバランスの取れた理知的な部分もあるが。お国ものだからシャープさとぬくもりが共存しています。小澤盤の次に好きなCDです。 |
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指揮:チャールズ・マッケラス、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ヤナーチェク:シンフォニエッタ
次はマッケラス=ウィーンフィル。この演奏は特にファンファーレのティンパニが目立っています。軍隊的な感じがしてよいです。ただふくよかさには少し欠けるかも? |
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指揮:サイモン・ラトル、フィルハーモニア管弦楽団 ヤナーチェク:シンフォニエッタ
ラトルのCDもある。これも理知的で優れた演奏です。ただ特別な何かがあるわけでもない気がします。 |
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指揮:ヴァーツラフ・ノイマン、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ
ノイマン=チェコフィルの演奏は上に挙げてきたCDとは対極です。ふくよかな響きで全体的にマイルドです。ただちょっとテンポが落ち着きすぎていてわたしはあまり好きではないです。カップリングに入っているタラスブーリバは素晴らしい演奏です。 |
| マタチッチ=ザグレブフィル | |
マタチッチ=ザグレブフィルのCDもあります。グラゴルミサと一緒になっています。これはあまりにもオケが下手すぎて笑えるくらいだ。。録音も非常に悪いです。でも何度か聴いていると少しはまってくる部分もないではないです。指揮者がマタチッチなのだから、深みはありますが。。 |
DVDについて
ところで、なんでシンフォニエッタはDVDがないのでしょう?バンダがあったりして、結構視覚的に面白い曲だと思うのですが。断片的になら「チェコフィル100年」のDVDに入っていましたが、本当に短いのです。この前のマッケラスのDVDにも入ってなかったし、人気曲なんだから、そのうち出てきそうだけどなかなか出てこないのでありました。ベートーヴェンやら幻想交響曲やらマーラーなどは、同じ曲が沢山出ているのにこの曲に関してはなぜか無いです。発売されたら買ってみたいと思います。
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チェコフィル100年 チェコ・フィル100年
チェコフィル100年は、歴代のチェコフィルの指揮者以外にもバーンスタイン、ムラヴィンスキー、クーベリックの若いころの元気な指揮姿が見られて貴重です。シンフォニエッタはかなり短い時間しか入っていなかったが。。 |
フルスコア・楽譜
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ミニチュアスコア NO.286 ヤナーチェク/シンフォニエッタ |






