ニールセン 交響曲第5番
ニールセンの交響曲の中でももっとも完成度の高い交響曲です。
2楽章構成で、全体的にシンプルにまとまっていますが、内容の充実した曲です。
ニールセンの交響曲は打楽器群の活躍が目立ちますが、この曲もスネヤのアドリブを中心に聴き所がたくさんあります。
第1楽章の中間部分のスネヤのボレロに似た部分が特徴的で、ショスタコーヴィチの7番も似たような雰囲気がありますが、一定のリズムはだんだんと盛り上がりを見せ、最後にはアドリブになります。
このあたりもリムショットをたくさん入れて派手にやる演奏もあれば、シンプルにロールを中心にまとめる演奏もあり、面白いですね。
また、ヴィジュアル的にもなかなか楽しめるものがあり、DVDで見るのもお奨めです。
YouTubeより第1楽章の後半。ボレロ風のところが聴けないのが残念ですが、4:30から始まるスネヤのソロや最後のクラのソロは聴き物です。演奏はSchonwandt、デンマーク王立管弦楽団です。
CD試聴・レビュー
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指揮:パーヴォ・ベルグルンド、デンマーク王立管弦楽団 Nielsen: Symphonies Nos. 1-6 (Box Set):ベルグルンド=デンマーク王立管弦楽団
最初は現代的でわかりにくい音楽に聞こえたニールセンですが、ベルグルンドを聞いてみて、印象はがらっと変わりました。たしかに新しい技法は使っているわけですが、内容の面白さというのが良く出ているし、非常に共感できる演奏です。それにスコアの読みもかなり深いと思います。強弱の付け方1つとっても、とても考え抜かれていると思います。派手さはないが、素晴らしい演奏です。 |
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指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 Carl Nielsen: Symphonies
1993年録音と割と新しい録音です。レーベルもシャンドスで、オーケストラは無名ながら実力派のストックホルム・フィルです。 ロジェストヴェンスキーはソビエト文化省交響楽団とのシベリウスの全集がありますが、これは怪演として知られています。とにかく、繊細な曲をダイナミックに演奏していて、それでもシベリウスのツボはきちっと突いているというものでした。 これはそれに比べて、随分落ち着いたというか、オケの違いがやはり大きいのでしょうね。 極めてノーマルなサウンドです。 それにロジェストヴェンスキーのスコアの読みの深さが加わって、じっくり味わえる充実した演奏となっています。 いたずらにテンポを上げることなく、響きにスケールの大きさがあります。 また、ストックホルム・フィルの北欧的な透明感の高いサウンドとも相まって、数あるニールセン全集の中でも出色の出来となっています。名盤といえるでしょう。 5番も同様で、しっかりした土台の上に、北欧的なサウンドが載っているような感じです。 スネヤのアドリブも攻撃的でダイナミックですが、奇抜なものではありません。 じっくり聴くと細か部分で「そんな響きになるのかぁ」と感心する部分が沢山あります。 |
DVD試聴・レビュー
指揮:Schonwandt、デンマーク王立管弦楽団
ニールセンの本場、デンマーク王立管弦楽団の交響曲全集です。DVDでニールセンの交響曲全集が出ていること自体驚きです。 指揮者はよく知らないのですが、少しオーバーアクション気味ではありますが、なかなか面白い演奏をしています。ベルグルンドと違って、奥深さというよりは、軽快さのある演奏で、聴きやすいです。 打楽器や管楽器がよく活躍する曲が多いので、なかなか見ごたえがあります。 またホールのデザインがとてもモダンでさすがデンマークです。 |
映像
シベリウスの演奏で有名になったヴァンスカを客演に招いての演奏でした。 読売日本交響楽団は、精度という点では、N響あたりに敵わないも知れませんが、安定性という意味では国内で一番なんじゃないでしょうか? どんな客演指揮者が来てもそれなりの演奏を聞かせてくれます。 この映像は非常に見ごたえがあって、特にスネヤのアドリブが派手ですごいです。また、クラリネットが途中で後ろを向いて演奏したりなど、見ていて面白い部分がたくさんあります。 指揮者もニールセンを得意としているヴァンスカですから、内容もしっかりしていて、聴き応えがありますね。 普段、それほど演奏し慣れない曲だと、日本のオケの場合及び腰になりがちですけど、この演奏は気合の入り方が違います。2楽章の前半はちょっとアンサンブルがずれたりもしますが、それ以外は海外の一流オケなみの演奏だと思います。 コンマスは、元ロンドンフィルのデビット・ノーランなので、そのあたりも演奏が引き締まる要因の1つかもしれません。 DVDで発売しないのだろうか?? |










